仕事上手(?)で恋愛下手(!)
「花菜。行くよ~。」

終業時間が過ぎてもパソコンにかじり
ついている私に準備万端の奈南が
言った。

私はあわててパソコンを切って、
ジャケットを羽織った。

奈南の後を付いていくと、
病院の隣のカフェに入っていった。

チェーン展開しているカフェバーで、
17時からお酒を出している。

店内はすごくおしゃれな雰囲気で
私もすごく好きなお店だった。
私達がお店の中に入ると、
奥の方の4人掛けのテーブルから
由希ちゃんが手を振って呼んでくれた。

「良い席でしょ。
寒いから手前の席はイヤだって、
店員さんに言ったの。」
< 103 / 365 >

この作品をシェア

pagetop