仕事上手(?)で恋愛下手(!)
マリーナへは約1時間くらい掛かるので、
私達は車の中でたくさん話をした。

好きな音楽、食べ物、恋愛感。

中でも私が一番感心したのは
陽希君の仕事への姿勢だった。

選んだ仕事の隣には常に
「危険」や「死」がある職業。
私の価値観と比べるのは間違って
いるけど、私は恐怖しか浮かばない。

でも、陽希君はただひたすらに
真っ直ぐだった。

「なるべくたくさん助けたい。
それだけかな。」

全てにおいて考え過ぎてしまう
私とは真逆の考え方に、
惹かれている自分がいた。

「トレーニングは大っキラい
だけどね。」

っと付け加えて笑った。


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