仕事上手(?)で恋愛下手(!)

エピローグは新たな始まり。

「暖っかいね~、日本。」

「あら、浦島太郎どうしたの?
シドニーは今冬だっけ。」

季節は6月。
本日、花菜と奈南は結婚式に出席をしていた。
同じテーブルには相談室の仲間と
職場の飲み仲間が同席していた。

「ヤバイ。想像しただけで笑える。」

千寿がもう耐えられないといったように
笑いを堪えていた。

「でも、結婚まで早かったね。」

花菜がそう言うと、

「篠山主任に対して早く結婚決めて、
花菜を帰国させろって迫った人物が
いるとか、いないとか、だったらしいよ…。」

「それ、うちの先生じゃな~い?
3日位前に有給取るからって、張り切って仕事してたけど。」

千寿が花菜をちらっと見ながら言った。

< 362 / 365 >

この作品をシェア

pagetop