仕事上手(?)で恋愛下手(!)
っと言いながら、相川さんと旦那様の表情を見る。
まだ何のことか分からないような表情をしていた。

「先日こちらに相川さんが来られたのは夜間の
救急外来だと聞いております。
そして今回で3回目の夜間受診ということも調べさせて
頂きました。
やはり夜間受診が頻繁に続きますと、
ご家庭の状況などうかがう必要も出てきます。」

痛い位ピリピリした雰囲気の中私は話をした。

すると、今まで旦那様に気を使って話さなかった
相川さんが口を開いた。

「あなた。私、西村さんに全て話したから。
悪いけどもう、このまま入院前みたいに、
アパートに戻って生活することはできないわ。」

意を決したように相川さんが続けた。

「あなたがこれからお酒を飲まないって約束しないなら
離婚します。」


< 75 / 365 >

この作品をシェア

pagetop