ブラウン管の中の彼女
FOURTH*STEP




「ま~み~や~君♪あっそびましょ★」


「今、忙しいから後にして」


僕は冷たく切り返した。


「なんだよ。冷たいな…せっかく実早の真似してやったのに…」


「余計な気遣いっありがとう!!」


僕はお返しとばかりに太一の胸にプリントを押し付けた。


「なんだこれ?」


「生徒アンケートの集計結果」


「俺にどうしろと?」


「灘さんに渡してきて」


早く言えよ~と太一は嬉しそうに教室を出て行った。


よし、これで邪魔は入らなくなったな。


僕は今度は資料の束を取り出した。



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