薬指のダイヤ

「もう、いい‼‼」

「また…。

時々可愛く拗ねるんだよな」

「今日は

ずっと飲みまくってやるから」

「マジか??」

ふーんだ。

ここに居る時だけ…

ヤンキーキャラが抜ける。

ユウと櫂兎はそれが嬉しいらしく

「今日、露出度高いな??」

「胸、見えるぞ??」

そう言ってユウは

あたしにジャケットをかぶせる。

「見えないし‼‼

どうせ貧乳だもん」

「いやいや…。

グラビアに比べても断然デカいだろ」

「だな」

なんだそれ。

比べる相手がグラビアかい。

嬉しくないゎ‼‼

「あ~…。

飲み足りないっ」

「はぁ!?まだ飲むの‼?」

「カクテル」

「はい、かしこまりました」

「マスター‼‼もういいよ‼‼」

「うるさぁい‼‼」

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