胡蝶の翅



男の部屋にまたしても蝶が舞い込んできた。

やはりその翼に揺れるのは炎を讃えた赤い色。



奴の瞳によく似た色。



胡桃がそんなに好きか、器の縁にとまったかと思えば胡桃の実に乗り移った。



ここで、羽を休めていいのかい。



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