言ノ葉戯レ


やがて、娘の目の前には壁。




これ以上は前に進めないと、娘は左右を見る。




はて、どちらに歩みを進めようか。




娘が一人悩んでいると、どこからか何か聞こえてきた。




よく聞いてみればそれは、娘の左側から聞こえてくるようだった。




娘はその何か、が聞こえてくる左の道へと歩みを進めた。
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