言ノ葉戯レ


すると。




大きな垣根が娘の目の前に現れた。




その垣根をたどる様に歩いて行くと、一瞬歌声が止み、垣根から紫煙が舞上がった。




娘が紫煙を見たのもつかの間。




垣根はいつの間にか二つに分かれていた。




垣根と垣根の間には小さな門。
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