guard&search~幕末転生~



あまりの事態に、時の狭間に戻っても呆然としてしまう。

『お疲れさまじゃのー


って、呆けてどうしたのじゃ?』


あいつ!
マジ無い!

いきなり何してくれとんじゃあ!


ぶつぶつとキレてしまう。

『おーい、これ、大丈夫かー』

ガッ!


「おい、今すぐ、最後のやつ呼び出せ」


『はぁ!?
呼び出して、どうすんじゃい?』


「殺す。」


怒りに任せ、神サマの胸ぐらを掴んでしまう。


『何で!?』

「私の唇奪ったからだよぉ!!

あれで目覚めた後も覚えてたら最悪だ!!」

ガクガクっ

八つ当たりぎみに神サマを揺さぶってやる。

『ま、ま、て、大丈、夫だ、』
「何が!?」

『言霊あとの会話は、目覚めた後は覚えとりゃせんっ』


パッ


『はぁ、はぁ、はぁ』



「なら………

いい」


そう言うことは、始めに言ってほしいものだ。

悩んだ私が馬鹿みたいだ。


神サマは揺さぶられてかなり苦しそうにダウンしている。


「あー…

すいません…」


『まぁ、仕方ないの。


とりあえず、全員終わったしのぅ

そろそろ3日じゃ。
現世に戻り、残りを頼むぞい』

「了解した」


『ではの』


パンッ


会話も終わり、神サマが手を叩くと、私の意識はまた闇の中に落ちて行く。

いささか、乱暴に。





…さっきの仕返しか?





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