続・私はペットです。雌犬です。

「…そうですか。見られてたんですか…。注意してたつもりだったんですけど…すみませんでした」


笹谷さんからの話を聞いて、落ち着いた私

誰にも見られていない自信があったのに…不覚でした


「ココちゃんは、悪くないよ。それより、今から何分くらいで荷造り出来る?」

「私の私物は少ないので、一時間もあれば…」


笹谷さんの話を聞いて、優さんとしばらく距離を置く為に、私は別の所に引っ越す


「…また、1人か」

「一時的な物だから…ね?それに、きっと優はココちゃんを迎えに行くよ」


私が少し落ち込んでいると、笹谷さんが言ってくれた

そうだよね
一時的なものだもんね

優さんを信じて待ってればいいんだもんね

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