落ちこぼれの恋愛事情。

｢大丈夫ですか!?｣


桑原がすかさず身体を支えてくれた。


｢…菱垣ｶﾁｮｰ…
なんでこんなに彩夏ﾁｬﾝへの風当たり強いんだろ？
ﾍﾝだよねー｣

｢ふむ…
確かに言われてみれば｣


そう言うと、
彼らは私に囁いた。


｢始末書、…30分で書き上げて。
書き方は分かるよね？｣

｢そうしたら、少し『休憩』しましょう｣


私の肩を叩き、2人は自分のﾃﾞｽｸに戻る。


叩かれた肩に触れ、
2人の優しさをほんのりと感じる。


…その後、
私は始末書を書き上げたのだった。