HAPPY GO LUCKY!!
そのまま穂波を寝室に連れて行くと、ベッドに押し倒した。

「――ッ、拓ちゃん…」

「何?」

「――好き…」

かすれたような甘い声で、穂波が言った。

不意打ちかよ。

結局、俺は穂波にかなわないんだな。

「それは俺も一緒」

俺はそう返すと、
「――んんっ…」

穂波と唇を重ねた。

離すつもりは、もちろんない。

だって、穂波は俺のなんだから。

「――穂波、好きだよ…」

最後の最後まで一緒にいてやるから、お前も俺から離れるんじゃねーぞ。
< 188 / 267 >

この作品をシェア

pagetop