HAPPY GO LUCKY!!
「――拓ちゃん…」

俺の名前を呼んだ穂波に、
「んっ?」

「――拓ちゃん、学校を辞めちゃうの…?」

穂波が俺に問いかけてきた。

「まあ、こうなった以上は仕方がない。

一応、当てはあるから大丈夫だ」

そう言った俺に、
「当て?」

穂波が聞き返した。

「実は地元の友達で予備校を経営しているヤツがいてな、そいつから学校を辞めたら予備校の先生にならないかって、ずっと前から誘われてたんだ。

ちょうどいい」

「じゃあ、教職は続けるの?」

そう言った穂波に、
「予備校の先生としてだけどな」

俺は笑って見せた。
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