スノードーム




─────────

──────

─────…




「まつやん、カンナちゃんにちゃんと渡せたわけ?」


「んなっ!?」


「あ、この反応は渡せたな。カンナちゃん喜んでただろ」


「そうだよねーあんだけ悩みに悩んで買ったわけだし」


「男三人、雑貨屋で二時間とか。マジ恥ずかしかった。よかったなカンナちゃんに渡せて」


「────ッ!う、うるさい!あいつのこと名前で呼ぶな、バカ!」


「「まつやん真っ赤ー」」




たまたま見つけたんじゃない。

君の喜ぶ顔が見たくて、君のために探したんだ。




< 49 / 200 >

この作品をシェア

pagetop