スノードーム
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「まつやん、カンナちゃんにちゃんと渡せたわけ?」
「んなっ!?」
「あ、この反応は渡せたな。カンナちゃん喜んでただろ」
「そうだよねーあんだけ悩みに悩んで買ったわけだし」
「男三人、雑貨屋で二時間とか。マジ恥ずかしかった。よかったなカンナちゃんに渡せて」
「────ッ!う、うるさい!あいつのこと名前で呼ぶな、バカ!」
「「まつやん真っ赤ー」」
たまたま見つけたんじゃない。
君の喜ぶ顔が見たくて、君のために探したんだ。