ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
せっかく早起きしてがんばってお弁当を作ったのに。

一番誉められたのがおにぎりだなんて。

喜んでいいのかよくわからないよ。


「ヒロくんて変わってる」

「でもほんと、うまいんだって」

「だってごはんに塩をまぶしただけだもん。お料理とは言えないよ」

「福岡にいたとき外食は面倒だしコンビニも飽きて毎日なに食っていいのかわかんなくてさ。そんなとき、カホのおにぎり思い出してた。別れたあとも」


ヒロくん……

わたしのこと、思い出してくれていたんだ。

わたしもだよ。

ちゃんと、ごはん食べているかなっていつも心配だった。

だから、福岡で彼女ができれば、そういう心配しなくていいのかもって考えたこともあったし。

ヒロくんが幸せなら、それでいいと思ってたよ。

それで安心して諦められるって思ってたんだよ。
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