ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
それは一瞬のようなスローモーションのような、どちらの表現もあてはまる不思議な感覚で……

だけど次に、あっ!と思った瞬間。




「……くっ!」


なにかを堪える声が頭上の方で聞こえた。

脚立がガシャーンと音を立てて倒れる音だけははっきりと覚えていた。

視線の先に脚立と製本、そしてわたしのヒールが無様に床に叩きつけられた状態なのに。

だけどわたしの身体はなんともない。



「だい、じょうぶ……か?」



うそ……?

ヒロくん?

ヒロくんが守ってくれたの?
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