溺愛彼氏×ドジな彼女


遠足が終わり、次の休みの日。
俺と望は、2人で遊びに出掛けた。

「なぁ、佑斗ちょっとカフェいかへん?
 俺、話したいことあんねん」
そう言う望に、俺はうなずいた。


「お待たせしました」
注文したドリンクが届くと、話し出した望。

「昨日、郁が途中抜けたやん…。
 その時のことやねんけど…」

「ウン…。」

俺もちょうど聞きたかったことだから、俺は望の話を黙って聞いた。


「郁は、莉音が好きで…自分が莉音を笑顔にさせたいって。
 でもな…俺は、それができるのは、佑斗だけやと思うねん。」

そう言って、切なく笑う望。

なぁ、やっぱ望も…


< 182 / 207 >

この作品をシェア

pagetop