溺愛彼氏×ドジな彼女
「おっ!
佑斗、一人?
莉音ちゃんは?」
そう言い一人で帰る俺に話しかけてくる、
金城 智(カナギ トモ)。
俺の友達。
「あぁ、何か用事あるみたいでさ。」
「用事?
それってバイトとか?」
「わかんねぇ…」
「へぇ…まぁ、浮気じゃねぇといいな!
じゃっ♪」
そう言って走って行く智。
「はっ?」
浮気?
んなハズねぇだろ…。
そう呆れながら、歩いていると…
「え…」
目にうつる光景に俺は驚く。
「…り…おん?」
そこには、莉音と知らない同じくらいの年の男が2人で歩いていた。
楽しそうに…。
俺は走って家に向かう。
頭の中には、さっき智が言った言葉が離れない。