溺愛彼氏×ドジな彼女


「まさか、他のヤツになんかやるとか?」

「違うもんっ!!」

「じゃあ、やっぱ俺?」

「っ!!
 もぉいいでしょっ、秘密!!」

「へぇー秘密トカ作るの俺嫌いなんだけど?」

「っ…」

「言えないの?」
俺は、そう言って莉音を道路の壁へ追い込む。

「ゴメンね?
 これだけは…言えない」

「…じゃあ、これで許す」

「ちょっ…!!」

俺は、莉音に甘いキスをする。

莉音が苦しそうに俺の胸を叩く。



唇を離すと苦しそうにする莉音。


「…意地悪」

「…何?
 そんなこと言って…まだキスしてほしいんだ?」





< 54 / 207 >

この作品をシェア

pagetop