溺愛彼氏×ドジな彼女

俺らは、その教室から離れ廊下へ出る。

「っ…莉音っ」
莉音を抱きしめ、涙目の凛。
うつむく望は、いかにも泣きだしそうだ。

「…とりあえず、今日は帰ろう…」
そう言う凛。

「俺、みんなのカバンとってくるわ…」

「私も行くよ…」

そう言って2人きりになる俺と莉音。


< 89 / 207 >

この作品をシェア

pagetop