私たちの秘密。
タイトル未編集










私、紀本 真由。





県内トップの

公立の進学高校の1年。





そんな私には、

1つ、

皆とは違うことがある。





私は、

2階に上がり、

4つある部屋の1つに

手をかける。





「なっちゃん!!

朝だよっ??

起きて〜。」





「ん〜。

真由?

おはよぉ。」





相変わらず、

可愛いんだから。





「おはよう。」





そう言い、

私は部屋を出る。





次に、別の部屋に入る。





「雄也〜??

朝だよ?

早く起きなきゃ、

佳奈子待たせるよ??」





「分かってるよ。」





相変わらず憎まれ口を…。





そして、

次の部屋に入る。





「雅樹〜。

朝だから。」





沈黙―――





無視するなんてっ!!





「雅樹ってば!!

起きてよ!」





と、言いながら、体を揺らした。





「ん〜。

真由、おはよ。」





「おはよう。」





そう、

これこそが、

私の秘密。





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