総長が求めた光 ~Ⅱ壊れた歯車~【完】

決めた想い


お兄ちゃんが去って行ってから数十分後。



あたしの目の前にいるのは。



大好きなみんな。



地面がマフラーの音と共に震える。



「ど、どうしてっ・・・」



自分から帰りたいとは言ったものの、心の準備は出来てなくて。



未だ、目の前の出来事を理解できていないでいた。



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