総長が求めた光 ~Ⅱ壊れた歯車~【完】

吐き気さえしてくる。



2人目は、口が堅く何も聞き出せなかった。



衝撃なカミングアウトをしてくれたのは、鶴姫に入ってきた2人だった。



天神連合のバックについている組はシンの実家のもので、狂獣連合のバックの組と“元は一つだった”こと。



そして、ユイは自分の意志でシンの下にいるということ。



意味が分からなかった。



狂獣連合のバックの組があんなクズどものバックと一つだっただと!?



ヒサに聞こうとしたがもし、知らなかったとしたらあいつは親父さんのところへ殴り込みに行くはずだ。



俺らのバックの組はヒサとシュウの実家に頼んでいる。

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