総長が求めた光 ~Ⅱ壊れた歯車~【完】

変えてくれた人  ~ユウコside~


「・・・・。もしもし。」



ディスプレイを開いたとき、知っている数字から始まっていないことに気づき俺は“おかしい”と思ったんだ。



『・・・・。』



相手は無言。



「はぁ。誰だてめぇ。」



ここまで低い声を出したのは久しぶりかもしれない。



なんたって最近はレナがいたから。



レナがいたからたくさん笑うことができたんだ。
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