総長が求めた光 ~Ⅱ壊れた歯車~【完】
「れ・・・な・・・・?」
『そうだよ。』
放心していた俺の肩に温かい手が置かれた。
ルイは俺に口パクで“居場所を聞き出せ”そう伝えた。
俺はすぐ理解することは出来なかったが、やがて理解すると首を縦に振った。
「居場所。知ってんのか・・・?」
『知らなきゃこんな事しねぇだろ普通。つーか、今の間は何だ?呆けてたのか?それとも・・・近くに黒兎のヒサがいるんじゃねぇだろうなぁ?』
「!?」