総長が求めた光 ~Ⅱ壊れた歯車~【完】
明かされること

レナとヤミ。


あれからあたしは、ヒサのバイクの後ろに乗ってまたあの別荘とやらに帰ってきた。



たった数週間いなかっただけなのに、なんだかすごく懐かしい感じがする。



そう言ったらユウコに



「退院後のおばあちゃんみたいだなっ」



ってニッと笑われた。



その顔はとても温かく、胸が締め付けられた。



本当に帰ってきたんだ、って思った。



それと同時に、本当にこれでよかったのだろうか?と思う気持ちも芽生えた。
< 47 / 196 >

この作品をシェア

pagetop