ヤンキー少女は恋をする!?①
「高校とか勉強面倒~。サイヤクだわ~」


「あたしが教えるからいいよ」


「茹月やっさし~」


「さすが茹月!頭いいのもかっこいいよ~」


正直言うと・・・教えるのとか面倒なんだよね~。


わかんない、わかんないばっかり言うしさ~


マジ面倒~。


「茹月、約束の場所ってあそこじゃね?」


「あ、あった・・・」


―――キィ・・・


「まだ早かったかな・・・」


タイマン開始は6時から


あと10分もある


「なんだここ、きったね~」


「古い倉庫みたいだな」


「茹月、本当にあいつらくるのか?」


「ああ、昔あたしがボコボコにした奴らと今日タイマンするって
昨日約束したんだよ」


「まぁ、タイマンだから、あたしら手だしちゃいけねぇしな」


「茹月頑張れよ」


「ああ」


―――キィ・・・


「あれ~?羽並茹月はやいじゃん~。何?やる気になったの~?」


「ああ、あたしに復讐したいんだったらこればいいじゃん」
< 2 / 58 >

この作品をシェア

pagetop