君想ふ聖夜
さっき座った椅子に戻り、聖もコートを脱いで椅子の近くのベッドに座った。
どうやら静綺の仕事は大変らしい。
聖は、思うだけで口にするのは止めた。
聖に静綺の仕事なんて関係が無い。
関係無いことに首を突っ込むほど、聖は暇では無い。
ただ、世間一般が楽しむクリスマスとやらに仕事やお見合いが入る自分達は多忙だと共感しあう。
二人の間に沈黙が流れる。
特に、気まずく無い。
屋敷でも、いつも聖の部屋に居る静綺と聖の空気は静寂。