君想ふ聖夜
腹部を舐めあげられて、「あ、」と声をあげてしまったことに後悔する。
静綺はそんな聖を見て楽しんでいる事に、本人は気づかない。
聖の太ももの内側にキスマークをつけた静綺は満足そうにそれをざらりと舐める。
「…強姦。」
少し落ち着いたのか、聖の口から出た言葉はそういうもの。
さっきまでの静綺になら効いた言葉かもしれないが、
「好きな女と繋がれるんなら強姦で結構。」
初めて聖が負けた気がした瞬間だった。