愛玩~夢幻の秘密~
約束の話

ボタンを外す手をピタッと止めて。


「本当に、約束だからね。」


もう一度、念を押した。


「分かってる。」


コクンと柚夢がうなずいて。


「恥ずかしいから…一瞬だよ?」


バッ!!!


たった一瞬、ブラウスを広げた。


柚夢は真っ青な顔をして固まった。


「…これ…ひど過ぎだろ?」


口元に当てた手が。


かすかに震えてる。


「もういいでしょ?約束。」


慌ててボタンを留めようとした。

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