愛玩~夢幻の秘密~
「…そんなに郁人に会いたいか?」
離れた唇から。
乱れた呼吸と一緒に出てきた言葉。
「知ってるの?」
そうか。
鷹都が知らないはずなんてないよね?
「ああ…。教えてほしいか?」
「何それ?つぐないのつもり?」
あたしと郁人を引き離したんだから。
「まさか…つぐないなどオレにはない。」
「じゃあ…何を今度は企(たくら)んでるの?」
「偶然、台風で飛行機が欠航して、時間ができたからな。企みと言われても仕方ないが。最後くらいは言わせてやろうという優しさだ。」
「…鷹都に優しさなんてあったの?」
「ああ…さあ、どうする?」
きっと、何かがあるのは分かってる。
でも…。