愛玩~夢幻の秘密~

「あたしを一緒にしないで。」


なんて言ったけど。


郁人ってそんなイメージじゃなかったのに。


もっとマジメなイメージだったから意外。


…こんな話が聞けるって。


ラッキー!?


ってちょっとだけ浮かれてたのに。


「兄妹なんだからさ。」


いきなり柚夢がギュッと手を握ってきた。


「兄妹だったら、こういう事はしないでしょ?」


握った手を持ち上げて指差した。


「半分しか血が繋がってないんだから、これくらいサービスしてよ。」


って…。


どこかの酔っ払いおやじか?

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