傷だらけのシンデレラ

だけど、嫌だとは言えなかった。

嫌われたくなかったから。

それに、自分を頼ってきているひとを

翔ちゃんが放っておけるわけがないと思っていた。


夢;そっか、何分くらいかかりそう?


翔;がんばって30分でおわらせてみるわ


夢;わかった、なら待ってるね^^


翔;ごめんな


あたしは勘が鋭いと思う。

きっと千秋は翔が好きなんだ。

そしてこの 「相談」という名の「スカイプ」は

きっと毎日続くんだろうな。

そう考えていた。

翔ちゃんを待っている間、

すごく不安で孤独だった。
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