二人の悪魔と一人の天使

「ここがパソコン室です。授業のまとめなんかの時につかいます」


案内してる間もさっきの事が忘れられない。


あれは、何だったんだろう。




「大丈夫彩乃ちゃん」

「え！！」
休憩時間に春華ちゃんに聞かれた。


「なんかさっき変だったから」

「え」

なんて言おう私にも何がなんだか分らないのに


春華ちゃんは、心配そうな顔をして私を見つめる。

「ねぇ」

「何言ってんの大丈夫に決まってるじゃんそれよりそろそろ体育館に戻らないと」


「うん………」

春華ちゃんはまだ心配そうな顔をしてる。
私は、春華ちゃんに向かって笑いかけた。
そしたら春華ちゃんも笑い返してくれた。


なにか安心した。
「あの」

私は、声がしたほうを向いた。

さっきの子だだけどさっきみたいな感覚は無い目を真直ぐみなければ大丈夫のようだ。


「何？」
私は、優しく微笑む。

「「あとで桜の木の下に来てくれませんか？」」

「い…いいよ」

「「ありがとうございます」」


そう言うと2人は私から離れていった。

「あの子達双子かな？」

「たぶん」

驚きのあまりこんな返事しかできない。