ハチミツ×シュガー



「やめ…て」


 もう、これ以上は……



「私にかまわないで」



 私の知らなかった感情に気づいてしまうから――…。




「……何も考えるな。

 俺だけを見てろ」



 数センチで触れてしまいそうな距離。


 そう囁いた西城くんに――


「…は、い…」



 その真っ直ぐな瞳に、


 ――もう、抗えない……




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