ハチミツ×シュガー




「うわぁー!
 楓ちゃんすごいねぇ!」


 斉藤くんの家に着くと、すでに洋子ちゃんと田村くんがいた。

 涼しい場所にお弁当を置こうとしたら、洋子ちゃんが中身を少し見たいというので見せて上げた。

 洋子ちゃんのあまりの感激ぶりに、私は嬉しくなった。



「早くお昼になってほしいねぇ!」


 そう言った洋子ちゃんは、テレビの上にある時計を見た。


 今は10時。

 お昼の時間は大体13時位で考えてるから、まだまだ。



「如月の弁当楽しみだ!」

 斉藤くんが私と皇の分の飲み物をくれた。


「ありがと」


 あとは真弓と亜衣ちゃんだけ。
 2人共、料理苦手だって言ってたけど……大丈夫かな。



「亜衣は大丈夫か…?」

 斉藤くんと田村くんも心配そう。



『とりあえず、食べれそうな奴持ってくるから!』



 笑顔でそう言ってた彼女が心配。



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