ハチミツ×シュガー



 それから暫くして、親が帰ってくる時間になったから、彼には帰ってもらった。




 今の時間は22時。


 私はシャワー浴びて、そのままベッドに潜り込んだ。


 ―――瞬間。彼の匂いがした。








 その次の日。学校に行くと、西城くんと如月くんの妹が水族館デートをしていたと学校中の噂になっていた。



 ――彼は。


 如月くんは、それに気付いていたのかもしれない。

 だからあんな時間に外をフラフラしてたんだ。


 そう、か……。

 だからあんな事――…。





 ……何だろ。頭が痛い。


 ……心じゃないよ?



 頭が、痛いの――…



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