ハチミツ×シュガー




「汗かいてうなされて……呼んでも起きなくて……怖かったんだから…っ」



 バシッと俺に枕を投げつけた彼女に、俺は笑ってしまった。

 その事にさらに腹を立てる彼女。



「……悪かった」


 少し強引に洋子の腕を掴み布団に引きずり込む。

 彼女は抵抗しない。



「夢を見てたんだ」

「夢…?」

「そう。 俺と楓がまだ子供だった頃の夢。

 ……だからかな。 少し、苦しくて……」


 ………悲しくて………



「皇…?」




 またか。


 また、引きずり込まれるのか。




「………寝たの……?」




 …………よ、………こ……



< 733 / 771 >

この作品をシェア

pagetop