社長の彼とあたしの恋愛


そんな事を考えていた時、ドアの開く音が聞こえた。


「洸輝、おかえりなさい!」


小走りで玄関に向かうと、疲れた顔の洸輝がそこにいた。


「ただいま」


あれ?


いつもなら、どんなに疲れてても、笑顔はくれるのに…。


今夜の洸輝は、素っ気ない。


「シャワー浴びて寝るな。亜美も早く寝ろよ?」


「う、うん…」




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