社長の彼とあたしの恋愛


言葉に詰まってる…。


「言えない事なのね?」


「そうじゃない。ただ、今は、言えない…」


うつむく洸輝に、今までの胸のつっかえが、全部爆発する。


「あたしと洸輝じゃ、釣り合わないのよ」


「そんな事はないだろ?」


「そんな事あるよ…。会長からは反対されて、公の場で、声をかける事も禁止されて…」


社長就任パーティーを思い出して、涙が出てくる。




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