社長の彼とあたしの恋愛


そういえば、お母さんにも会った事ないし、あたし、本当に洸輝の彼女なのかな?


そんな不安が、胸に広がる。


今でも、こんな大勢の人たちの中にいると、まるで目立たないもんね。


きっと洸輝も、あの場所からじゃ、あたしは見えない。



意味不明な、難しい言葉を並べながら、洸輝は挨拶をして、


会場内は、すぐに乾杯が始まった。




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