君と怪我と
 




あたしと寛の、別れは


あまりにも突然で

あまりにも呆気なく

あまりにも残酷だった






あの人のことは、忘れるよ





あの人の



匂い、

声、

体温、

口づけ、

感触、

言葉、

保護したメール、



すべて、すべて流してしまおう



二度と思い出さないように
二度と感じないように



頭の中から消し去ろう





永遠しか信じてなかったあたしが、馬鹿みたい




あんな奴、好きだったあたしが、馬鹿みたい






忘れよう






 
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