恋愛日記


学校につくと、いつも通り汚いものを見るような目で私を見る。


その人達を睨み付けながら教室に入る。


自分の席につくと、相変わらずの落書きっぷり。



こんな事毎日してて飽きないのだろうか?

消すのも面倒になってきたから今日は消さないでおこう。








トントントン








あの足音が聞こえてくる。
そして、今まで賑やかだった教室が一気に静かになる。


うちの目の前に立ったのはうちの学校でも断トツに可愛いと人気がある堺 乃璃佳(さかい のりか)だ。


口角を不気味にあげると、



「南さん、いい加減・・・」





ドンッ




うちの机をおもいっきり叩いた。
絶対痛いよアレ。


心の中でそう思いながら、



「何?」



不機嫌を装った声でいい放った。
それを待ってましたとでも言うように、口元をうちの耳によせ、




「死んでくれる?」



不気味に囁いた。

そう。これは集団イジメというやつだ。

もちろんターゲットはうち。



理由?そんなの知らないし。


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