規則の守護者
里中は尋ねる。


「どうしたんだよ、これ」


藤見は、得意げに笑った。


「すげえだろ、本物だぜ?

遠坂が、あいつの親父のをパクって来たんだってよ」


銃を持つのが違法だということくらい、子供だって知っている。


銃を手に入れたのは、多分、ナイフを欲しがるのと同じ心理だったのだろう。



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