レンアイ 韓国年下男の子
26章 ナカナオリ
しばらく、いてもたってもいられなかった。

足元から震えていた。

このまま帰れない。

駅前の看板に産婦人科の文字が。

行ってみると、町のお医者さんという風情の

小さな病院だった。

ここで、診てもらおう。

診察の結果、

「おめでとうございます。」

白衣の老医師に告げられた。

やさしい風が吹いてくるような気分になった。

こども。

ジョンフンの子。

ここに?

何もかもが吹き飛んでしまうようなうれしさがこみあげてきた。

でも、それは一瞬。

すぐに、つめたい風が・・・

どうしよう!!
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