◆意地悪な悪魔、時々王子◆



先輩に腕を掴まれたまま、玄関へ。



もう時間が遅いせいか、生徒は誰もいない。



いや、先輩がいつも女の子達をまいてるからかもしれない…



でも、それが成功するのはごくまれで。



先輩はいつも疲れたような顔をしていた。



人気者になった事がないあたしにはわからない事だった。







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