空の君へ〜命をみつめた真実のラブストーリー〜
第1章〜太陽〜
prolog
向日葵を見ると想い出さずにはいられない
いつだって……
力強く
暖かく
優しく笑っていた
そんな太陽みたいな、向日葵みたいな人を
どう、忘れろというの?
最後まで
助けてもらってばかりだった
甘えてばかりだった
こんなあたしを許してくれる?
あたしは
毎日
毎日
あなたにみてもらえるように
心から笑っているよ
……心から笑えるようになったのは
あなたのおかげ
< 1 / 253 >