背後の彼
同僚は
まだ何か言いたそうではあったが

私が話題を変えたがっている事を察したか

「うん。まぁね」

と、素直に問い掛けに答えてくれた。


訳のわからない事態に直面した目の前の私を差し置いて

自分だけ
悩み事が払拭されてしまい

安堵感と
それに対する後ろめたさとが
入り混じったような表情であった。


きっと良いアドバイスをもらえたに違いない。
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