背後の彼
彼は背が高く

私のクラスの中では
わりとかっこいい部類に入る男の子であった。


優等生

というほど
真面目くさってなくて


不良

というほど
悪ぶってもいない

話し掛けやすい
感じの良い子だった。


私は現在同様
地味であまり目立つ方ではなかった。

そんな私がなぜ
彼のような男の子と
付き合う事が出来たのか


いま思い出してみると
かなり不思議である。

奇跡としか思えない。
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